
ビジネス分野の映像を翻訳した前回の講座に引き続き
今回はエンタテインメント編を開講します。
講座で扱うのは日本未公開のショートフィルムです。
2ヶ月でみっちり翻訳の基礎を学び、プロへの第一歩を踏み出しましょう!
本講座で扱うショートフィルム
『RE/ENTRY』
アメリカの作家アンディ・ウィアーの短編小説『The Egg』をもとにしたショートフィルム。読者により世界で30以上の言語に翻訳されており、ウィアー氏の作品の中でも人気がある作品の一つ。
数々の映画祭に出品しており、2020年の「Shortcutzアムステルダム」ではアニュアルアワードにノミネートされた。(約9分)
STORY
交通事故に遭った男が目覚めたところは誰もいない森の中。男の目の前には横転した車と”自分”の姿があった。動揺する男に聞こえてきた「声」との対話の中で、男は自分が生かされている意味を知ることになる。
【この講座は下記のような方を対象にしています】
・映像字幕翻訳者を目指している方
・他の分野の翻訳をしており、字幕翻訳に挑戦してみたい方
・エンタテインメント系の翻訳に挑戦したみたい方
・TOEIC800点以上
(必須ではありませんが、英語を読み解くために必要な目安です)
この講座で学べること
映像字幕翻訳の基本的なルール
映像字幕翻訳では、実務翻訳や出版翻訳にはない下記のようなルールがあります。このようなルールを守った上で翻訳をすることが必要です。本講座では、映像字幕翻訳に欠かせないルールをいちから学びます。
・画面に表示できるのは「1秒に4文字」
・1行は最大13文字、2行で最大26文字。
・句読点は「全角」「半角」で表現する。
・看板や手紙、ナレーションなどには「斜体」を使う。等
映像字幕翻訳に欠かせない5つのスキル
本講座では、映像字幕翻訳に必要な5つのスキル(原文理解力、リサーチ力、イメージする力、文章構成力・表現力、校正力)を学びます。実際に課題に取り組む中で一つひとつのスキルの必要性がよく分かり、添削やオンラインレッスンでは丁寧に説明/補足をしていきますので、バランスよく学ぶことができます。これらは実務翻訳や出版翻訳にも通じる基礎的なスキルですので、他の翻訳にも応用が可能です。
字幕作成ソフトSSTの基本的な操作
課題は映像を見ながらテキストで書きますが、課題提出後のオンラインレッスンでは、毎回SSTという映像字幕翻訳者が使用している字幕制作ツールを使い講師が解説をしていきます。受講者が訳した文章を映像にのせながら話を進めるため、実際に字幕になった映像を見て実践的な学びができると同時に、SSTの使い方も知ることができます。
セリフの範囲を決める「ハコ書き」や話し始めと終わりを決める「スポッティング」といった翻訳に必要なツールの使い方も知ることで、翻訳作業の全体像をイメージすることができます。また、提出して頂いた課題の字幕は、毎回映像にのせてお戻しするため、実際の作品の出来上がりが確認できます。
翻訳業界や仕事に関する情報の見つけ方
初めて学ぶ人は「どうやって映像字幕の翻訳者になるんだろう?」「映像字幕翻訳の仕事で食べていけるのだろうか?」「仕事はどうやって見つけていくの?」等、実際に翻訳者になるまで、また翻訳者になってからのキャリア等、分からないことが多いと思います。オンラインレッスンでは、そのような翻訳業界や仕事の話もたくさんお話します。講師は映像、出版、実務翻訳を経験しているため映像翻訳以外の翻訳全般についても是非お聞き下さい。翻訳者としての将来を具体的に描く最初の機会となるでしょう。
オンラインレッスン等のスケジュール
下記の日程でオリエンテーション/オンラインレッスンを行うため、日程を事前にご確認頂いた上でお申し込み下さい。振り返りレッスン及びコーチングレッスンに参加できない日程は録画したものをご覧頂けますが、録画視聴のみでのご参加はコースの性質上ご遠慮下さい。
1月14日 (土)ルールブック、映像配信
1月21日 (土)10時~12時 :オリエンテーション+オンラインレッスン(ルールの説明/課題①の説明)
27日 (金)課題①「1回目の提出」 *29日(日)中に添削し返却
2月2日 (木)課題①「2回目の提出」
2月4日 (土)10時~11時半:オンラインレッスン(課題①の振り返り/課題②の説明)
10日 (金)課題②「1回目の提出」 *12日(日)中に添削し返却
16日 (木)課題②「2回目の提出」
2月18日 (土)10時~11時半:オンラインレッスン(課題②の振り返り/課題③の説明)
24日 (金)課題③「1回目の提出」 *26日(日)中に添削し返却
3月2日 (木)課題③「2回目の提出」
3月4日 (土)10時~11時半:オンラインレッスン(課題③の振り返り/全体の統括)
*各課題に取り組む期間は1回目は1週間/2回目は5日間です。
*提出して頂いた課題は毎回映像に字幕として実際にのせ、添削のファイル(形式:エクセル)と共にお戻しします。
講師:ネルソン聡子
大学卒業後、映画配給会社に就職、営業の傍ら作品のシノプシス翻訳や作品自体の翻訳を経験する。その後は自分の世界を広げようと海外とのプロジェクトを行う会社に転職、プレスリリース等の翻訳、PRやマーケティングを担当。教育関連の仕事に携わった後フリーランスに転向。2013年より改めて翻訳業を開始し映像翻訳を中心に出版翻訳、実務翻訳も手掛ける。RAY translation Academy & Community代表。
主な映像字幕翻訳作品
『パーマネント・ミッドナイト』 ベン・スティラー主演
『夢の涯てまでも』 監督:ヴィム・ヴェンダース(インタビュー及びコメンタリー)
『フロイト−若き天才と殺人鬼−』 Netflix TVシリーズ 全8話
『サイファー』 TVシリーズ(BSトゥエルビ)全8話
『郵便探偵 ロストレター・ミステリー』TVシリーズ(AXN mistery)全5話
その他、海外国際映画祭への出品作品の字幕チェック、企業のPR映像等多数
他実績はこちらを御覧ください。
RAY translation Academyでは、通常のメールアドレスの他に下記2つのオンラインツールを使用しますので、事前にダウンロードをお願い致します。
課題の配信・提出・返却:Slack
MAC版/https://slack.com/intl/ja-jp/downloads/mac?geocode=ja-jp
Windows版/https://slack.com/intl/ja-jp/downloads/windows
オンラインのレッスン:Zoom
コースの概要
名称:映像字幕翻訳 初級コース
期間:2ヶ月
金額:¥72,600(税抜 ¥66,000)
支払:銀行振込
最少開催人数:1名
まずは、映像字幕翻訳に関する無料相談をしてみませんか?(30分程)
RAY translation Academyでは、受講者に納得してから申し込んで頂きたいと思っています。他のスクールと比べても受講料は決して安くありませんが、価格以上の価値を提供できるという自信がないとこの価格は設定できません。まずは担当講師と話し、講座の内容や字幕映像翻訳に関して色々と聞いてみませんか?具体的に何を学べるのかを知ってから受講を決めて頂くのが良いと思っております(もちろん無料です)。
*お話をした後にしつこい勧誘などはございません。
ご興味のある方は、下記まで必要事項をごご記入のうえ連絡下さい。
course@raytranslation.jp
必要事項:お名前、メールアドレス、講師と話す日程(第3希望までお書き下さい)
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