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〜2週連続講座、合計4時間でじっくり学ぶ〜
字幕の世界へようこそ
「映像字幕翻訳の基本を知る」+「映像字幕翻訳に挑戦する」
plus.. 翻訳業界あれこれ話
開催日程
2週連続講座で各2時間、たっぷりと学べます!
第一回目:2024年1月27日(土)10:00〜12:00「映像字幕翻訳って、どんなスキルが必要なの?」
第二回目:2024年2月3日(土)10:00〜12:00「映像字幕翻訳のスキルと、業界あれこれ話」
〈添削・解説あり〉
*第一回目と二回目の間に課題に取り組んで頂きます。
*提出頂いた翻訳を映像に載せ「字幕」にし、講師の添削と共にお返しします。
【先着10名】
〜本講座の特徴〜
「映像翻訳に興味はあるけど、一体何から始めたらいいのやら…」
こう思っている方にピッタリの内容です!
★映像字幕の基本ルールブックを、申込者全員にプレゼント★
RAY Translation Academyでまとめた映像翻訳のスキルに関するルールブックを、お申込者全員にプレゼントいたします(講座受講費のお振込を確認後、メールにて送付)。映像翻訳には、出版翻訳や実務翻訳にはない特殊なルールがありますので、今後の学習にも役立ちます。
★字幕を映像に載せてプレゼント★
申し込み形式①(課題添削あり/先着10名)を選択された方には、提出して頂いた字幕を運営サイドで映像に載せてお戻しいたします(字幕を載せた映像をZoomで録画し送付)。自分の訳した翻訳が字幕となり映像と共にに流れていく、それを見る瞬間は翻訳者の楽しみでもあります!
★RAYのPrivate session(翻訳レベル診断+個別相談)を無料で受けられます★
本講座にお申し込み頂いた方は、通常1時間半で10,000円のPrivate sesionが無料で受けられます。事前課題(実務及び出版翻訳/希望する方のみ)もありますので、映像翻訳以外の分野や翻訳業界全般の話、実際の勉強の仕方などを聞きたいという方には、色々な情報を得られる機会となります。RAYのコースに関するご紹介もいたしますが、しつこい勧誘は一切いたしません。*Private sessionについてはこちらを御覧ください。
★講座では、プロが使う字幕制作ツールを活用します★
日本国内の会社と仕事をするには「SST」という字幕翻訳ツールがほぼ必須です。本講座では、映像翻訳をより具体的にイメージして頂けるように、このSSTを活用し講座を進めていきます。SSTの使い方を細かく説明したり全面的に活用してレッスンを進める講座は他にはないと自負しておりますので、ぜひこの機会をお見逃しなく!
*SSTに関しては、こちらのHPを御覧ください。
★映像翻訳と出版翻訳の違いも分かる★
講師と進行役の2人は、どちらも映像翻訳の他に出版翻訳も手がけているため、2つの分野の違いについても知ることができます。2つ以上の分野の翻訳を仕事にしている翻訳者は多くありませんので、どの分野の翻訳を目指すか悩んでいる方にも役立つ情報が満載です。
★業界の話も盛りだくさん★
映像翻訳の仕事にしたい!と思っても、事前に業界のことを知れる機会は実は非常に少ないのです。映像翻訳で生計が立てられるの? ライフスタイルってどんな感じ? 仕事ってどうやってもらうの?等、実際に仕事にすると考えると色々な疑問が浮かんでくるのではないでしょうか。本講座では2日目の約半分の時間を使い、参加者の疑問に答えていきます!
参加費(一回目+二回目)
①7,500円(添削あり/先着10名)
提出して頂いた課題を講師が添削、
字幕を載せた映像と共に二回目の講座の前に返却します。
二回目の講座実施中に、課題提出者の字幕をもとに補足・解説していきます。
②5,500円(参加視聴のみ/添削なし 人数制限なし)
添削は実施いたしませんが、ご自身で字幕に挑戦して頂けます。
*課題は一回目の講座の中でお知らせいたします。
*①の「添削あり」へのお申し込みは、TOEIC800点以上または同レベル以上の英語力をお持ちの方が対象となります。
(課題の英文を理解する必要があるため)
スケジュールと内容
第一回目
2024年1月27日(土)10:00〜12:00
「映像字幕翻訳って、どんなスキルが必要なの?」
第一回目は、映像字幕翻訳の基本的なスキルを一つ一つ学んでいきます。
これから字幕を勉強しようという方や、勉強を始めて間もない方を対象にしていますので、
「映像字幕翻訳って何だろう?」というところから丁寧にお話をしていきます。
基本的な映像字幕翻訳のルール
下記に挙げるのは、基本的なルールの一部です。講座にお申し込み頂いた方には、RAY translation Academyでまとめた「ルールブック」(PDF)をお送りいたします。
表示できる字幕は1秒間に4文字まで
字幕として記載できる文字には制限があります。多すぎても読めませんし、短すぎても間延びする印象を与えてしまうので、最大文字数に合わせて訳出することが必要です。横書きの字幕の場合は「2行26~28文字(1行12~14文字)」ですので、一つの字幕は最大7秒になります。この中で「何が言いたいのか」その主旨を把握し、正しい日本語で表現するスキルが必要です。
句読点を使わない
映像字幕では句読点は使いません。「、」は半角スペース、「。」は全角スペースに置き換えて訳します。
*但し名前を訳すときは、氏と名の間は半角にせず「中グロ(半角)」を使います。
例)トマス・ハーティー
看板や手紙、歌やナレーション、テロップなどは斜体を使う
①看板や手紙などの画面上に見えている文字は斜体にします(+ダブルクオテーション)。
②インタビュー映像などの際に表示される肩書やその人物の名前も斜体にします。
③歌は二行の場合、二段目を右に2つずらします(これを「チドリ」と言います)。
リーダーと三点リーダー
リーダーは、通常、登場人物のセリフが2つの字幕にわたっている場合に1つ目の字幕の最後につけます。
三点リーダーは、話を中断されたセリフの後につけますが、セリフに余韻を残したい時や含みをもたせる時などに使うこともあります。
実際に字幕をつけてみよう!
学んだスキルを活用しながら翻訳をしてみましょう。
2月1日(木)の正午までにご提出ください。
添削後、2月2日(金)にお戻しいたします。
*①の添削ありをお申し込みの方のみ*
「添削なし」をお申し込みの方も、ぜひ自主学習としてトライして頂き、
二回目の講座時には、ご自身の訳を手元に置きながらご参加下さい!
第二回目
2024年2月3日(土)10:00〜12:00
「映像字幕翻訳のスキルと、業界あれこれ話」
第二回目は、皆さんに提出して頂き講師が添削をした課題の解説をしていきます。
講師が参加者それぞれの訳を取り上げ解説するため、
講師の訳だけではなく、他の参加者の方々の翻訳からも学ぶことができます。
実際に翻訳に取り組むことで、スキルを身につける難しさも分かりますが、
なによりも、字幕翻訳の楽しさが実感できるはずです。
また後半では、講師と進行役が映像翻訳業界について色々とお話します。
どうやって勉強するの? 仕事はあるの? 報酬はいいの?等など
素朴な疑問にも2人の経験を元にですべてお答えします!
課題作品
『RE/ENTRY』
アメリカの作家アンディ・ウィアーの短編小説『The Egg』をもとにしたショートフィルム。読者により世界で30以上の言語に翻訳されており、ウィアー氏の作品の中でも人気がある作品の一つ。
数々の映画祭に出品しており、2020年の「Shortcutzアムステルダム」ではアニュアルアワードにノミネートされた。(約9分) *課題は映像の一部になります。
STORY
交通事故に遭った男が目覚めたところは誰もいない森の中。男の目の前には横転した車と”自分”の姿があった。動揺する男に聞こえてきた「声」との対話の中で、男は自分が生かされている意味を知ることになる。
映像はこちらから御覧ください。
講師・進行役プロフィール
講師
梅澤乃奈
2017年に、それまで務めた会社から退職して全日制の翻訳学校に入学する。一年間のコースを修了する直前にフリーランスの字幕翻訳者としてデビュー。その後はアニメ、ドラマ、ドキュメンタリーなどジャンル問わず字幕翻訳を担当している。配信系やDVD作品が多い。
*主な映像字幕・出版翻訳作品 『ミス・アメリカーナ』Netflix/『3人のキリスト』Netflix/『ザ・シンプソンズ』Disney plus/『イエローストーン』 ケビン・コスナー主演/『もしもワニに襲われたら』 ジョシュア・ペイビン・デビッド・ボーゲニクト著(文響社)
お申し込みに関して
下記のフォームにご記入のうえお申し込み下さい。追って請求書をお送りいたしますので、カードまはた銀行振込にて開催日の2日前までにお支払いをお願い致します。当日のZoom URLは、開催日の前日にお送り致します。
イベントの概要
名称:字幕の世界へようこそ
金額:①¥7,500 ②¥5,500 (いずれも税込)
支払:クレジットカードまたは銀行振込
定員:①のみ10名 ②は人数制限なし
進行
ネルソン聡子
大学在学中に映画配給会社でバイトを始め、大学卒業後はイタリアへ留学、日本に帰国後に映画配給会社で宣伝を担当しながら翻訳のいろはを現場で学ぶ。自分の視野や知識を広げようと、海外とのコラボレーション事業の担当や教育関連の仕事なども経験し、2015年から改めて翻訳・通訳業に専念。現在は、映像翻訳を中心に行いながらRAY translation Academy & Communityを運営している。翻訳者のサステナブルな働き方を実現するため、他の翻訳者と共に「Sustainability for Translators」というプロジェクトを進行中。
*主な翻訳作品はこちら